【AIニュース】OpenAIが新たなAIモデル「OpenAI o1」を発表!

こんにちは!AI活用コーチのタニケイです。

OpenAIが9月12日に新しいAIモデルシリーズ「OpenAI o1」を発表しました。早速、ChatGPTの有料版ユーザーの画面では「o1-preview」「o1-mini」の2つのモデルが追加されましたね。

有料版ユーザーは「これまでのモデルとどう使い分けたらいいの?」と思うかもしれませんが、ひとまず文章生成やアイディア出し中心の方は「GPT-4o」を使い続ければよいと思います。科学、コーディング、数学などに使いたい場合には新しい「o1-preview」を使ってみましょう!

ちょっと使ってみたところ、回答を出すまでの時間は4oよりも少し遅い印象です。その代わり、回答を出すまでのプロセスがリアルタイムで見えます。「考えています」「改良案を探る」など、今やっていることが小さく表示されます。そして回答が出た時には、「思考時間:●秒」と出るのも面白いです。

コーディングに活用されている方も多いと思いますので、o1の影響がどう出てくるのか、楽しみです。

【OpenAI o1に関する公式情報まとめ】

<出典>https://openai.com/index/introducing-openai-o1-preview/

このモデルは、複雑な問題を解決するために特別に設計されており、AIの推論能力を大幅に向上させています。

◆OpenAI o1の特徴

「より深い推論」

OpenAI o1は、問題を解決するためにより多くの時間をかけて考えることができるように設計されています。これにより、科学、コーディング、数学などの難しい課題に対して、より高い精度で回答を提供することが可能になりました。

「驚異的なパフォーマンス」

この新しいモデルは、以下のような成果を上げています:

・物理学、化学、生物学の難しいベンチマークタスクで、博士課程の学生と同等の性能を発揮。

・国際数学オリンピック(IMO)の予選問題で、驚異の83%の正解率を達成(従来のGPT-4は13%)。

・コーディングコンテスト「Codeforces」では、89パーセンタイルに到達しました。

「安全性への配慮」

OpenAI o1は、新しい安全性トレーニングアプローチを採用しており、安全性とアライメントのガイドラインをより効果的に適用できるようになっています。特に、最も困難な「ジェイルブレイク」テストにおいて、GPT-4の22点に対し、o1-previewモデルはなんと84点を獲得しました。

◆利用可能なユーザー

この新しいモデルは、ChatGPT PlusとTeamユーザーは即日利用可能です。また、ChatGPT EnterpriseとEduユーザーは翌週から利用できるようになるそうです。開発者向けAPIも、一定の条件を満たす場合に利用可能です。

◆今後の展開

OpenAIは、今後もモデルの更新や新機能の追加を計画しています。ウェブブラウジングやファイル・画像のアップロード機能などが追加される予定で、GPTシリーズの開発も続けられます。

カテゴリー: AI