7月18日、OpenAIはGPT-4o miniのリリースを発表しました。
処理速度が速く、コスト効率の高い小型モデル、とのことですが、OpenAIのベンチマークによると以下のように様々なタスクでGemini FlashやClaude Haiku、そしてGPT-3.5 Turboを上回っています。
これまでChatGPTの無料版では、GPT-3.5がベースで、10回程度上位バージョンのGPT-4oも使える状態でしたが、GPT-3.5は廃止されGPT-4o miniに置き換わりました。
ChatGPTの有料版では、GPT-4, GPT-4o mini, GPT-4o の3つのバージョンを切り替えて使うことが可能です。
いくつかの仕事や英語学習での活用を試してみたところ、シンプルなタスクでは、GPT-4o miniでも問題なく使えます。GPT-4o miniとGPT-4oを比較しても、GPT-3.5とGPT-4ほどの質の違いはないと思われます。
特に英語学習に関しては、GPT-4o miniでのやり取りで、ほぼ問題ありません。少し複雑な英文の文法解説を日本語でしてもらったり、複雑な条件をつけて試験問題を作ってもらう、という場合には、GPT-4oを使った方がよいかもしれません。
2022年11月末のChatGPT登場から1年8ヶ月。本当に進化が速くて、今年中にまた新しいモデルが出るのか、来年は一体どのくらいの精度のモデルが主流になるのか、楽しみですね。