ChatGPTの画像生成機能が進化!

こんにちは!AI活用コーチのタニケイです。

今回は進化したChatGPTの画像生成機能について、ご紹介したいと思います。

OpenAIはGPT-4oモデルを導入し、ChatGPTの画像生成機能を大幅に強化しました。これにより画像生成の精度や一貫性が向上し、AIの生成した画像がさらに現実と近づきました。

特に、これまで苦手としていた文字やキャラクターを、綺麗に描けるようになりました。また複雑な図やイラストが、正確に描画せきるようになり、画像の整合性が向上しました。

今までと何が変わったの?

では、これまでのChatGPTの画像生成と比較して、どんな部分が進化したのでしょうか。

詳しくみていきましょう。

  1. よりリアルで正確な画像に

以前は、AI生成された画像には独特の「AI臭さ」や不自然さが目立っていましたが、GPT-4oではそのような問題が少なくなり、よりリアルな画像が生成できるようになっています。

  1. 文字と図の描画の向上

これまでAIは、文字や図形を正確に書くのが難しいとされていましたが、GPT-4oではその精度が大きく改善されました。例えば、メニューや招待状、実験を表す図など、1つのテキストから生成することができるようになり、精度も高くなりました。

  1. 一貫性と編集の精度

GPT-4oでは、生成される画像の一貫性が向上し、指示に忠実に従った画像が生成されるようになっています。例えば、指定したタイトルや著者名を含む本の表紙が店頭にならんでいても違和感のないレベルで作成できました。

  1. スタイルの多様化

今回のアップグレードで多様なアートスタイルが加わりました。リアル風、アニメ風、イラスト風、スケッチ風 など、特定のスタイルを指示しやすくなり、さらにォトリアリスティック、油絵風、水彩画など、スタイルの選択肢も増加しています。

  1. 画像編集機能の強化

生成した画像に対して、特定の部分の修正・追加 ができるようにもなりました。例えば、今までは、生成画像丸ごと変わってしまっていたのが、背景を変える、キャラクターの服を変える、不要な部分を削除するなど、特定部分を指定して変更が可能になりました。

他にも、1回のリクエストで 複数のバリエーション を生成できるようになったり、キャラクターの顔やポーズを統一しやすくなったり、透明背景(PNG形式) の画像も生成できるようになりました。

チャットGPTの画像生成は、これまでAIがもつ画像生成の難しさの壁を超え、より身近に・使いやすく・リアルに使える便利なツールへと進化しました。

<実際に使用してみました>

https://chatgpt.com/share/67eccd24-38b8-800d-9884-7252b2b9c158

画像生成モードにして、指示文を打ち込みます。

なるべく細かく、丁寧に指示することがポイントです。

このように指示をすると…

下のような可愛い女の子のイラストが出来上がりました!

さらに違うパターンで、今回のアップグレードで進化した性能をチェックしてみましょう。

このように、適当に作ったデザイン案をそのまま投げて、細かいデザインをチャットGPTにお願いしてみましょう。

この指示文に対して作られたのはこんな画像でした。

確かに指示通りに作られてはいますが、これではデザイン性にかけます…。また画像サイズの指示をしていなかったので中のテキストが切れてしまっていますね。

ここで、アップグレードしたポイントがでてきます。

もちろん、今までの画生成AIよりも指示文に忠実な点も進化がみられますが、さらに、この画像のひと部分だけに注目して修正が可能になりました。

このように、指示したそれぞれの部分に対して、修正が入っていますが、全体的な画像のニュアンスに変化はありません。

進化した画像生成AIは、このように指示した部分にだけ直接的に画像生成のやり直しができるようになったのです。

ぜひ皆さんも一度、AIによる画像生成を試してみてください!


どのプランで使えるか

この新しい画像生成機能は、現時点ですべてのユーザーが利用できるようになっています。無料でお試しいただけるということです。ただし、無料プランでは使用回数に制限があるので、その点は要注意です。

おすすめの活用方法

ここではAI画像生成をどんな時に使うのがおすすめなのかをご紹介します!

  1. オリジナルのイラストやアート作品をつくる

自分の思うままのイラストやアート作品を作りたいけど、自分には技術がない…という方に役立ちます。具体的なアイディアを入力するだけで、AIが自分の希望通りのイラストを生成してくれます。

  1. ブログやウェブサイトのビジュアル作成

記事やブログなどのページに使う画像を手軽に作ることができます。

例えばサムネイルやヘッダー画像などを作れます。視覚的に魅力的で、興味の引く記事を作ることができますね。

  1. プレゼンテーション用のイラスト作成

学生でも社会人の方でも、レポートやプレゼンテーションの作成が必要になる場面がありますよね。そんなときにもこのAI画像生成が役に立ちます。図や表、簡単なイラストを指示通りに瞬時に作成。一気にわかりやすい資料に仕上がります。

  1. 教育や学習教材の作成

学習の補助として、視覚的に理解しやすい教材を作成できます。図やイラストを使って、難しい概念を視覚的に表現することで、学習がより効果的になります。

科学の実験図や、数学問題のイラストや、地理の地図作成など用途はたくさんです。

ここまで、AI画像生成の便利な点や、有効的に活用する方法を紹介してきましたが、注意しなければならない点もあります。

・著作権に気をつける

AIが生成した画像でも、著作権が関わる可能性があります。商業利用する場合は、必ず使用権を確認しましょう。

・安全性を確認する

AIが生成した画像にはメタデータというものがついています。これは削除することも可能です。ポリシーに反する内容が生成されないように注意が必要です。

・将来への影響を考えていく

いつの日か、AIが創造的な作業を担う未来が来る可能性もあります。人間の創造力や技術力がどう変わるかについても考える必要があります。また、AIがさらに進化するためには大量の訓練データが必要となり、そのデータの出所についても注意を払うことが求められます。

AI画像生成を利用する上で注意すべき点を考慮しながら、有効的なツールとして、日常生活や仕事に活用していきましょう!