大学院の研究室でご一緒していた田中聡先生にお声がけいただき、この4月、立教大学経営学部の名物コース、BLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)の兼任講師として着任いたしました。1年生向けのBL0(リーダーシップ入門)の授業を担当します。
この授業では、4月から7月までの3ヶ月半で、クライアント企業の出すお題に応える形でグループごとにビジネスプランを作っていき、予選 → 本選 の形でコンテストを行います。そのプロセスを通じて、各自が自分なりのリーダーシップを見つけ、育てていくことを目的としています。
4月9日、10日の2日間で「ウェルカム・キャンプ」というオリエンテーションのようなイベントがあったのですが、そこでは経営学部生全員が集まり、アイスブレイクのゲーム、ダンス(Official髭男dismの”Clap Clap”で)、OB/OGのインタビュー、先輩たちの体験談、ミニプロジェクト(1日でビジネスプランを作ってみる体験)などがありました。
この2日間で、私はすっかり立教経営の大ファンになってしまいました。何しろ、教員も、ウェルカムキャンプを運営する2年生、3年生のスタッフたちも、全力で楽しい場を作り上げているのです。私もこんな場所で、こんな風に楽しく、一生懸命、大学生活を送りたかった、と思いました。
もちろん、同じ東大法学部にいても、サークルや自主的な活動やインターンなどで、生き生きとした学生生活を送っている人もいました。でも、私は学部時代、そこまでの積極性はなく、自分から楽しいこと、やりたいことを見つけにいくことができませんでした。正直、もったいない5年間を過ごした(1年留年したので)と思っています。そこからさまざまな経験を経て、40歳になる年に大学院に入り直して、やっと充実した学生生活や、本当の意味での「学び」というものを味わうことができました。
これまで、英語学習コーチとして、高校生や大学生、大学院生を1対1でサポートすることはありましたが、このように大規模なプログラムで、大学生向けに、しかも「リーダーシップ」という、これからのそれぞれの人生において非常に大切なものを育てていくお手伝いができるのが楽しみで仕方ありません。これまで英語学習コーチとして大事にしてきた、一人ひとりの個性を見る、強みや関心を見つけて伸ばしていく、というところは引き続きぶらさずに、私なりの教員としての関わり方をしていきたいと思います。
ちなみに、7月まで取り組んでいくお題は
「大学生が将来のことをワクワク考えられるためにマイナビができることを提案せよ!」
です。クライアント企業はマイナビ様。
なんてワクワクするお題でしょう!
学生の皆さん、これから7月まで、全力でサポートしていきますよ!